【物流のお仕事】わかりやすい、梱包・包装のお仕事解説!②


 

【梱包・包装とは】

梱包・包装と聞くと、丁寧にきれいにやらなければいけない作業なのではないか?とイメージしている方も多いかと思います。
そして、梱包・包装と聞いただけでは実際にどういった仕事をするものなのかは分からないですよね。しかし、包装のスキルを身につければ、どこでも役に立つのではないかということは何となく分かるかと思います。

そこで今回は、そんな梱包・包装のお仕事について徹底解説していきます。
 

【梱包・包装の仕事内容】

梱包・包装は、食品や雑貨などさまざまな種類の商品を段ボールや袋に詰めていくというのが主なお仕事です。工場や倉庫などで多く見られますね。
時には、包装と言えばこれ!といったデパートでの包装業務の求人が出ていることもあります。
 
特にバレンタインデーや、お中元の時期などは忙しくなるため包装業務の人手が多く必要になります。
 
さらに具体的にお仕事内容をご紹介していくと、検品と仕分けがそれぞれ完了した商品を指定の箱に入れていくことが梱包のお仕事です。当たり前ですが、検品が完了した商品はすぐに発送ができるように準備をして箱詰めした状態で保管しておかなければなりません。
また、その際に箱詰めした商品とお客様からの注文内容が合っているかの作業も重要です。
 
梱包する段ボールの種類はさまざまな大きさのものがあります。
それぞれの荷物の量とサイズに合った最適な大きさの段ボールを選択して納めることが重要です。箱詰めの際に商品をパズルのようにピッタリ納められた時には何とも言えない満足感を得ることができるでしょう。
 
梱包・包装の業務は、基本的は毎日同じ作業のルーティンとなります。
1日の作業量もだいたい決まっているので目標も立てやすく、作業がしやすいようになっています。しかし、場合によっては検品や仕分けの作業を手伝わなければならない時もあるのでその際は、柔軟に対応をしていく必要があります。
 
また梱包をする箱は目的によってさまざまな種類が存在しています。
段ボール梱包やスチロール梱包、パレット梱包など複数の箱の種類があるので用途を覚えておくようにすると良いでしょう。

 

【梱包・包装業務のメリットは?】

これまでのご紹介で、梱包・包装の業務がどのようなものなのかは分かって頂けたかと思います。そんな梱包・包装のお仕事ですが、メリット、デメリットはあるのでしょうか?
順番にご紹介していきます。

・ルーティン作業のため負担が少ない

毎日、おこなう作業が異なる職種だと精神的にも結構、負担になるものです。
その点、梱包・包装業務に関しては、1度、流れをマスターしてしまえば後の作業は繰り返しです。また、慣れてしまえば短時間でリズミカルに、キレイに梱包も出来るようになるため、効率も上がります。

・余った商品を驚きの価格で譲ってもらえることがある

こちらのメリットはなかなかないことだとは思いますが、もしあった時は掘り出しものです。
こういった梱包・包装の現場では1度に大量の商品を仕入れます。そのため、どうしても商品が余ってしまうことは避けられません。そういった場合に企業によっては、その余った商品を驚きの値段で譲ってもらえる時があります。

良い商品なのにも関わらず、値段が安いというかなりの掘り出しものも多く存在するチャンスですのでそのチャンスが巡ってきた際は是非!

 

【梱包・包装業務のデメリット】

・立ちっぱなしかつスピード性を求められる

当然ですが、梱包・包装の仕事も少々、体力が要求されるお仕事です。
1日中、立ちっぱなしの作業も多いので立ち仕事が苦手な方には少々、厳しく感じる場合もあります。また、梱包・包装の業務でポイントなのは「スピード感のある流れ作業」ということです。
そのため、休むタイミングもひと息つくタイミングもあまりなく、ノンストップ作業というのもデメリットと捉えられます。

これらのことから梱包・包装のお仕事は、単純作業や繰り返し作業が得意な方に向いていると言えるでしょう。

 

【梱包・包装作業の平均年収は?】

梱包・包装作業での平均年収は、約200万円だと言われています。
経験を積み、現場内でもリーダーとして立ち回れるようになればお給料も上昇していくとは思いますが未経験の最初の段階で高い給料を希望するというのは難しいようです。ただ、梱包・包装業務の場合は深夜帯作業が発生することも多くあります。
深夜帯に絞ってシフトを調整すれば、高いお給料を望めるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか?
作業としては単純作業で誰にでもチャレンジしやすい梱包・包装のお仕事ですがその一方で少々、体力面も考慮しなければならないという難点も存在しています。どれくらい稼ぎたいかなど自身の目標に合わせて選択するのがベストです。